
学んで楽しい、
挑戦して深まる。
ジオパーク検定!
繰り返し噴火する活火山・有珠山。
この山とともに暮らす地域の人々が、次の噴火に備え、平時にはその魅力を安全に楽しめるように——。
「洞爺湖有珠山ジオパーク検定(有珠山)」は、有珠山の基礎知識や見どころ、危険箇所への理解を深めることを目的に実施しています。
地域にお住まいの方はもちろん、有珠山や洞爺湖に関心のあるすべての方におすすめの内容です。
第3回検定は、2026年3月に実施予定です。
これまでの検定について
第2回 洞爺湖有珠山ジオパーク検定(有珠山)
実施日:2025年7月4日(金)
第1回 洞爺湖有珠山ジオパーク検定(有珠山)
実施日:2025年3月27日(木)
検定項目
洞爺湖有珠山ジオパーク検定テキスト(有珠山編)

有珠山に関する情報を分かりやすくまとめたテキストです。有珠山の噴火の歴史や特徴などの基本的な知識に加え、観察地点の解説や次の噴火に備えた減災の学習なども掲載しています。ジオパーク検定を受験される方や、有珠山でガイド活動を行う方はもちろん、地域の皆さまや学校の授業・野外活動で有珠山を学ぶ先生方、「有珠山ってどんな山なんだろう?」と興味をお持ちの方など、どなたでもぜひダウンロードしてご活用ください。
お知らせ
【2025年7月2日】公開中の洞爺湖有珠山ジオパーク検定テキスト(有珠山編)に誤りがございました。以下の通り訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。現在、ダウンロードできるテキストは訂正済(Ver.1.2)です。
正誤表
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該当箇所 | 正 | 誤 |
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噴石 本文 | P12以下の小さな噴石は10km程度まで飛散することがあります。 | 噴火によって岩の塊が上空へ放出されると、火口周辺の地表へ落下します。この落下する岩を噴石と呼びます。一般的に、直径数十cm程度の大きな噴石は、火口から4km程度までは上空の風向や風速に左右されず、弾道軌道を描いて落下します。また、直径10cm以上の小さな噴石は10km程度まで飛散することがあります。 | 噴火によって岩の塊が上空へ放出されると、火口周辺の地表へ落下します。この落下する岩を噴石と呼びます。一般的に、直径数十cm程度の大きな噴石は、火口から4km程度までは上空の風向や風速に左右されず、弾道軌道を描いて落下します。また、直径10cm
第1期 本文 | P23小有珠溶岩ドームの東山麓に第1~第3火口、火口原北部に第4火口ができました。 | 1977年8月6日の午前1時過ぎから、有感地震が多発し始めました。約32時間経過した翌7日の午前9時12分山頂からデイサイトの軽石を噴き上げるプリニー式噴火が始まりました。噴煙は1時間ほどで上空約12,000mに達しました。その後も規模の大きな3回の噴火を含む大小の噴火が続き、多量の軽石や火山灰とともに火山弾などを放出しましたが、大規模な噴火は14日に終了しました。この1週間に渡る第1期の噴火活動で、小有珠溶岩ドームの東山麓と火口原北部に合わせて24個の火口ができました。 | 1977年8月6日の午前1時過ぎから、有感地震が多発し始めました。約32時間経過した翌7日の午前9時12分山頂からデイサイトの軽石を噴き上げるプリニー式噴火が始まりました。噴煙は1時間ほどで上空約12,000mに達しました。その後も規模の大きな3回の噴火を含む大小の噴火が続き、多量の軽石や火山灰とともに火山弾などを放出しましたが、大規模な噴火は14日に終了しました。この1週間に渡る第1期の噴火活動で、
火口原展望台から見える有珠山山頂部 写真 | P63![]() | ![]() |
【2025年3月30日】公開中の洞爺湖有珠山ジオパーク検定テキスト(有珠山編)に誤りがございました。以下の通り訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます。現在、ダウンロードできるテキストは訂正済(Ver.1.1)です。
正誤表
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該当箇所 | 正 | 誤 |
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④さくら橋 本文 | P51-52ここから上流にあった国道の木の実橋と町道のこんぴら橋は泥流によって下流に流されてしまいましたが、さくら橋は流されず現在も散策路に架かる橋として使用されています。 さくら橋もまた、2000年噴火の様子を伝える貴重な災害遺構なのです。橋を渡りながら上流側の足元をよく見ると、地面のコンクリートが削られてでこぼこになり、鉄筋が露出して大きく曲っていることがわかります。これは、橋の上流側が勢いよく流れてくる泥流にさらされ、削られてしまったためです。 | 流された木の実橋の橋げたのそば、西山川に架かっているのはさくら橋です。西山川にはかつて、国道230号に架かっていた「木の実橋」と、町道に架かっていた「みずうみ橋」と「さくら橋」の3つの橋がありましたが、そのうち木の実橋とみずうみ橋が下流に流されてしまったため、さくら橋は2000年以前から砂防施設内の西山川に現在も残る唯一の橋です。 橋を渡りながら上流側の足元をよく見ると、地面のコンクリートが削られてでこぼこになり、鉄筋が露出して大きく曲っていることがわかります。これは、橋の上流側が勢いよく流れてくる泥流にさらされ、削られてしまったためです。 | 流された木の実橋の橋げたのそば、西山川にかかっているのはさくら橋です。
⑥南外輪山展望台 写真説明文 | P65(地理院写真地図に地名を追記して掲載) | 小有珠と入江・有珠地区の位置関係小有珠と1822年の入江・有珠地区の位置関係(地理院写真地図に地名を追記して掲載) |