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洞爺湖有珠火山マイスター制度

DISASTER
RISK

REDUCTION

1977年噴火

変動する大地

噴火を繰り返す洞爺湖有珠山地域


約11万年前 大噴火
巨大火砕流発生 洞爺カルデラが誕生

洞爺湖ができた
長い年月をかけて水がたまった

約4万5千年前 中島誕生
湖の中央でくり返し噴火があった

約2~1万年前 有珠山誕生
何度も噴火して有珠山ができた

約1万年前 洞爺湖周辺に人が
石器を使っていた

約8千年前 岩せつなだれ
有珠山がくずれて海に流れ込んだ

縄文文化が栄える
ムラや貝塚が作られた

アイヌ文化が栄える

1663年 山頂噴火
有珠山が長い眠りから覚め噴火

17世紀末 古文書記録がない噴火

1769年 山頂噴火
オガリ山の誕生

1822年 山頂噴火
小有珠の誕生

1853年 山頂噴火
大有珠の誕生

1910年 山麓噴火
明治新山(四十三山)の誕生

1943-45年 山麓噴火
昭和新山の誕生

1977-78年 山頂噴火
有珠新山の誕生

2000年 山麓噴火
西山山麓・金比羅山付近に多数の火口

北海道の南西に位置する有珠山は、江戸時代から噴火を繰り返している活火山です。近年、20~30年おきに噴火をしている有珠山周辺の伊達市・豊浦町・壮瞥町・洞爺湖町の1 市3町では火山との共生が大きなテーマです。

次の噴火に備え、そこに暮らす人々が、火山の特性を正しく理解し、災害を軽減する知恵や噴火の記憶を伝承していくことは、とても大切なことです。

洞爺湖や有珠火山地域の自然や特性についてしっかりと学び、正しい知識や噴火の記憶・経験、災害を軽減する知恵などを、次世代や地域内外の方々に向けて自らの言葉で語り継いでいく人を地域限定の称号として「火山マイスター®」に認定しています。


火山マイスター(登録商標第6002633号)

1910年噴火
1944年噴火
1977年噴火
2000年噴火

認定された火山マイスターには、地域減災力の向上を図るとともに、地域の魅力発信の担い手としての実践活動が求められます。火山マイスターとは、知識や経験などを生きた形で伝えていく学びと伝えの実践者といえるのです。

学びと伝えの実践者を育成するための"持続可能な人づくりの仕組み"が洞爺湖有珠火山マイスター制度です。

火山マイスターの活動について

認定された火山マイスターは、学びと伝えの実践者として減災教育の普及、ジオパークの推進、地域振興に寄与することを目的に「火山マイスターネットワーク」という自主組織を通して活動しています。講師派遣等のお申込みはホームページで受け付けています。

公式Website

制度の運営

火山や減災の専門家による学術委員、地域の観光協会等による民間委員、行政機関等からなる「洞爺湖有珠火山マイスター運営委員会」を設置しています。

【共同事務局】

■ 洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会

お問合せ・ご質問等はこちらで受け付けております。

■ 北海道胆振総合振興局地域創生部地域政策課

住所〒051-8558
北海道室蘭市海岸町1丁目4番1号 むろらん広域センタービル4階
Tel0143-24-9567

パンフレット

2018年発行【PDF 6MB】

プロフィール

火山マイスター紹介ページ

2023年現在、70名の火山マイスターが認定されています。

参考資料:ポスター

洞爺湖有珠火山マイスターと減災文化の正四面体

2017年 事務局作成
PDF 3MB

洞爺湖有珠火山マイスターの10年間

2017年 横山光認定審査委員作成
PDF 3MB

参考資料:動画

阪神大震災の翌年に開局した神戸市のコミュニティー放送局 FMわぃわぃさん作成。

北海道が運営する防災教育推進のためのポータルサイト ほっかいどうの防災教育より。

応援します!ジオパーク

「火山との共生」という同じ理念の元、火山マイスターは洞爺湖有珠山ジオパークにおける住民活動の実践者として「火山の恵み」や「自然災害と共生する知恵」について、様々な人に伝える役割を担っています。

洞爺湖有珠山ジオパークの活動に関連するSDGs項目

くわしくはこちらSDGsについて

火山マイスターの減災活動

当ジオパークでは、多くの「災害遺構」を残し、活用しています。次の世代がそこから学んで少しでも被害を軽減する社会を後世に残していくためには、災害の様子が、体験的・印象的に伝わる「災害遺構」の役割は極めて大きいといえます。しかし、遺構物だけでは物語の伝承は行われません。何よりも大事なのは、経験者の生の声であり、語りの専門家としてのガイドの存在です。


当ジオパーク推進協議会では、北海道と連携し、有珠火山についての知識をもち、地域の減災リーダーとしての活動に意欲的な方を「洞爺湖有珠火山マイスター」に認定しています。認定されたマイスターは、地域の学校の減災学習講師や、ジオツアーガイドとして精力的に活動しています。火山マイスターは、火山噴火に限らず、地震や津波、土砂災害まで広げた語りと問いかけを行うため、全国からの教育旅行の講師としても、年々依頼が増えています。

自然災害との共生は全世界的な課題です。『ジオパーク』では、地球科学的な視点から地質災害の原因についての本質的な説明がしやすく、災害遺構の保存、火山マイスター制度の実践など、当地域の減災のノウハウは世界中にある災害リスクの高い地域に、成功例として共有すべき、最大の特徴なのです。