
このたび、洞爺湖有珠山ジオパークの取り組みにおいて、かけがえのない存在でありました三松三朗さんがご逝去されました。謹んで心より哀悼の意を表します。
三松三朗さんは、火山を見つめ、火山に生きた生涯を通じて、有珠山・昭和新山の魅力とともに、災害の教訓、地域に根差した語りを、多くの人に伝えてくださいました。
三松正夫記念館の館長として、地元の誇りを未来へつなぐ語り部であり、ジオパークの「顔」として、国内外から訪れる人々をあたたかく迎え入れてくださいました。
その言葉には、有珠山と向き合いながら地域に寄り添い続けた一人の語り部としての思いが込められており、私たちが大切にする「学びと共生のジオパーク」の理念を象徴する存在でした。
私たちは三松三朗さんの歩まれた道を決して忘れず、その功績と精神を受け継ぎながら、有珠山の学びと減災文化をこれからも発信し続けてまいります。
ご遺族の皆様に深くお悔やみ申し上げるとともに、三松三朗さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
令和7年7月
洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会