ユネスコ世界ジオパーク

 ユネスコ世界ジオパークとは 

<ユネスコ世界ジオパーク認定書>

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1997年頃から国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)において「ジオパーク」に関する議論が開始される中、2004年に『世界ジオパークネットワーク(GGN)』がユネスコの支援により設立され「世界ジオパーク」がスタートしました。2015年11月には「国際地質科学ジオパーク計画(International Geoscience and Geoparks Program:IGGP)」として、ユネスコの正式事業になりました。現在、世界35カ国127地域にユネスコ世界ジオパークあります。(2017年5月現在)

 

UNESCO HPバナー

 

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2009年8月22日、中国泰安市で開催された世界ジオパークネットワーク事務局会議において、洞爺湖有珠山ジオパークは、日本で最初の「世界ジオパーク」として正式に認定されました。世界ジオパークになるためには、ユネスコのガイドラインが定める要件を満たすことが求められています。

【公式ガイドライン】Guidelines【PDF】


 

 

 

 ユネスコ世界ジオパーク認定 

◆ユネスコ世界ジオパーク再認定 現地審査(2017年7月)

洞爺湖有珠山ジオパークが加盟しているユネスコ世界ジオパークネットワークは、認定地域に4年に1度の再認定審査を義務付けており、洞爺湖有珠山ジオパーク(2009.8.22認定)の2回目の再認定審査(現地審査)が、2017年7月24日~27日まで行われました。現地審査では、ユネスコ世界ジオパークから派遣された2名の審査員が、各見どころ(ジオサイト)や関係施設を訪れ、ユネスコの評価基準に基づき調査を行いました。現地審査終了後の講評では、審査員より、当ジオパークがより充実したものとなるためのアドバイスとして、運営組織や視認性、解説看板、ネットワーキング等について改善項目が挙げられましたが、活火山と長く共生している当地域の歴史、減災文化、研究活動、人材育成について高い評価を受けました。

【提出資料】

 

◆世界ジオパーク『再認定』決定(2013年9月)

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紹介記事〈西いぶり情報誌「ボルカノ」2013秋冬号〉

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第3回アジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウム(済州島大会)での発表の模様

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GGN代表のゾウロス教授と当ジオパーク代表団との記念写真

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済州島大会出席の代表団から「再認定決定」の連絡

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『火山マイスター』の皆様との記念撮影


 

◆世界ジオパーク再認定 現地審査(2013年7月)

洞爺湖有珠山ジオパークの4年に1度の世界認定再審査にかかる現地審査が、2013年7月24日~27日の日程で実施されました。ユネスコの担当部局から指名を受けたニコラス・ゾウロス教授(ギリシャ)とジョゼ・ブリルハ教授(ポルトガル)が、当地におけるガイド活動やジオパーク推進に向けた各種取り組みを審査いたしました。

審査員による講評では、洞爺湖有珠火山マイスター制度等により地域の方々のジオパーク活動が広がっていること、当ジオパークが防災教育における学びの場となっていること、地場産品プロモーションの取組を積極的に進めていること、構成自治体や北海道から質の高い支援を受けて活動を続けていることなどが高く評価されました。なお、再審査結果については、本現地審査の報告に基づき世界ジオパークネットワーク本部における会議において認定の可否が決定され、9月中旬までに通知される予定です。

【提出資料】

 

◆世界ジオパーク認定決定(2009年8月)

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認定にあたり、GGN事務局から次のとおり改善項目が示されました。

  • 公的教育に有用な素材が多いが、残念ながら、英訳されているものが少ない。
  • 屋外案内看板に情報が過多であるもの、専門用語が多すぎるものがある。「ジオパーク」は一部専門家向けの取組ではなく、一般の方々の学びの場である。
  • 当地の取組は、エコロジカル(生態学)な視点で推進されてきた経緯を持つが、今後は、「ジオパーク」のコンセプトによる推進へ明確に変更する必要がある。現在は、環境保護と自然体験学習に重きが置かれているが、「ジオパーク」では、自然保護の必要性とともに、ジオツーリズムによる地域経済発展に向けた地域資源の活用を強調する必要がある。
  • 2000年噴火に関連する遺構群などは傷みやすく、短期間のうちにその価値を失う恐れがある。そのことを特に注意し、新たな保全技術の導入が必要。
  • 数年かけて現在の案内看板を「ジオパーク」の理念に基づいたものに変えていく必要がある。また、観光拠点施設や記念公園その他のサイトにもジオパークやジオサイトの見どころを示す情報が必要。こうしたことは、世界規格である「世界ジオパークブランド」の認知度を保つために重要である。
  • ジオパークのコンセプトを反映するという点で、未活用の素材がある。教育的にも重要な砂防ダムシステムや、火山灰大地における農業などがその例としてあげられる。
  • ツアーガイドの組織的な発展・向上が必要。ジオパークのコンセプトを伝えるツアーガイドの活動を保証するトレーニングプログラムの定期的な開催も検討すべき。

世界ジオパーク認定地域は4年ごとにユネスコによる再審査を受ける必要があり、その結果次第では認定が取り消される場合もあります。(洞爺湖有珠山ジオパークの再審査は、2013年夏に実施予定。)再審査においては、上記項目の改善状況が重要なチェックポイントになることから、当地域の共通課題として、上記項目の改善に取組んでいく必要があります。

 

◆世界ジオパーク認定 現地審査(2009年7月)

GGN(世界ジオパークネットワーク)の現地審査が2009年7月17日~19日の3日間行われ、審査員としてマレーシアからイブラヒム・コモオ教授、モハド・シャフィー・レーマーン教授が洞爺湖有珠山ジオパークを訪れました。期間中、伊達市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町内の各所にある、火山遺構や散策路、展示施設、縄文遺跡、文学碑公園、果樹園などを訪れました。

【提出資料】