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NEWS一覧

2011年4月13日

~有珠山噴火10周年記念・野外勉強会~ めざそう 火山博士!

2000年の有珠山噴火からちょうど10年の3月31日、「洞爺湖有珠火山マイスターネットワーク」と地元の民間グループ「有珠山噴火メモリアル委員会」の共同開催で有珠山2000年噴火10周年記念の野外勉強会「めざそう 火山博士!」が開催されました。
宇井忠英 北大名誉教授と三松三朗 三松正夫記念館館長をアドバイザーに迎え、ご存知洞爺湖有珠火山マイスター9名が講師を務めました。
当日は報道陣も多数訪れ、ニュースや新聞などでご覧いただいた方も多いのではないでしょうか?
住民1万6000人が事前避難に成功し、1人の犠牲者も出さなかった「2000年噴火の教訓」から学び、次の噴火に備えようとさまざまなフォーラムやシンポジウムがこの日と前後して多数開催されました。
20~30年周期で必ず噴火するここ有珠山周辺では、山が静かな時にこそ、ある意味では次期噴火の折り返しともいえるこの日のような節目々で火山の恵みと火山の怖さをしっかりと再確認することは非常に大切なことです。しかし、今まではこういった催しは行政が中心となって行われることがほとんどでした。
1市3町にまたがる地元住民の代表でもある火山マイスター自らがちょうど10年目のこの日のメイン行事を開催したことは非常に有意義なことではないでしょうか?
当日は小学生から前回の噴火を経験していない地元自治体の職員の方や最近赴任された教師の方など幅広い職種・世代の方々が参加されました。
又半年ほど前から火山マイスター制度の一環として洞爺湖有珠火山ジュニアマイスターの募集が開始されました、これは火山や自然に興味・関心を持ち、自ら学び、正しく知り、伝えようとする心を持った西胆振の子どもたちを応援する制度です。その火山ジュニアマイスターに初認定された、この春から高校生になる壮瞥中学校の3名のジュニアマイスターも、一般参加者向けにクイズを出題したり、火口のやまびこ実験で大声を出したりと大活躍でした。
火山マイスターの方々の日々の努力によって培われた有珠火山地域の正しい知識や噴火の記憶・経験、災害を軽減する知恵などを幅広い世代の参加者に発信できたことは、住民主導で地域資源を研究、教育、観光などに積極的に活用し、地域の活性化をはかるジオパークの視点からも大変意義深く、今後もぜひ継続して開催してほしいと思わせる(少なくとも一参加者として参加した筆者にとっては)すばらしい勉強会でした!(Y.H)

2011年1月17日

洞爺湖ビジターセンターイベント「人工雪づくり」に参加しました

1月16日(土)に洞爺湖ビジターセンターで行われた「人工雪作り」に参加しました。
ペットボトルとドライアイスを使った手作りの簡単な装置をセットし待つこと15分ほど。
ペットボトルの中心に垂らした手ぐすを核に、小さな雪の結晶が現れました。時間が経つにつれて結晶が見る見る大きく成長し、この日の結晶作りは大成功!ちなみにこの装置は平松式ペットボトル人工雪発生装置と言うそうです。
人工雪の成長を待っている間に、雪の結晶の紋切遊びにも挑戦しました。紋切とは江戸時代に流行った遊びで、折った紙を型紙どおりに切り抜いて開くと美しい形が広がります。出来あがった紋切を型紙にしてマイバッグに型染めをしました。
雪がどうやってできるのか学ぶことができ、想像以上に素敵なマイバッグもできて大満足。
洞爺湖ビジターセンターの2月のイベントでは、お菓子の材料を使った火山の噴火実験を予定しているそうです。それから何と、実験で使うお菓子の材料で生チョコづくりもしちゃうそう。

詳細が決まり次第、このHPのイベント情報に掲載しますのでお楽しみに!(C.K)

2010年12月11日

GGN認定証明書が届きました!

年の瀬が近づき、慌しくなってきました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
洞爺湖有珠山ジオパークでは、小さな嬉しいニュースがありました。洞爺湖周辺地域がGGN(世界ジオパークネットワーク)に加盟したことは、8月23日のブログでお伝えしたとおりですが、この度、GGNより正式な証明書(Certificate)が届きした!
これは洞爺湖周辺地域の魅力が理解され、世界的な基準の中で評価を受けた証明書です。その価値を実感できる喜びとともに、今後のジオパーク普及のための責任感を関係者一同ひしひしと感じました。
4年後にはユネスコによる再審査があります。これに不合格となってこの証明書を手放すことのないよう、そしてもっともっと魅力的なジオパークに進化させることができるよう、これからもさまざまな取組みを通じて盛り上げていきたいと思います。今後とも洞爺湖有珠山ジオパークをよろしくお願いします。(N.K)

2010年12月2日

「石のランタンを作ろう」イベントがあります!

12月19日に洞爺湖ビジターセンターで石のランタンを作るイベントがあります。
ビジターセンターで実物を見てきましたが、自然な石のやさしい風合いが、思っていた以上に素敵でした。
クリスマスにもぴったりのアイテムで、お子様だけでなく大人の方でも十分楽しめそう。(大人のほうが夢中になってしまうかも!?)
そして、このイベントは「学ぶ楽しみ」も大きいんです!今回は石のこと、石からわかる地球の中身、有珠山噴火の歴史が学べますよ。
専門のスタッフの方が楽しく学べる工夫をあれこれ考えていますので、「石にはあんまり興味がないなぁ」と言う方でもきっと楽しい時間を過ごせるはず。お勧めのイベントです。(C.K)

2010年11月24日

「先人の暮らしと文化を知る」 第3回ジオツアー

今年8月の世界ジオパーク認定に伴い、地元の観光事業者様と一緒にジオパークをどう魅力的な観光資源として生かしていくのかを考える「エコ・ジオツアー」全3回が先日、無事終了しました。ご参加いただきました事業者様ならびに講師、ガイドをしていただきました各関係者の皆さまありがとうございました!
「先人の暮らしと文化を知る」と題して行われた今回、まずは入江・高砂貝塚にて学芸員の角田隆志さんの案内で非常に豊かな縄文文化の一端に触れることができました。
本物の土器や装飾品に触れるとその芸術性もさることながら”人間くささ”に圧倒されます。古くから温暖な気候に恵まれ火山の恵みを享受してきたこの地の縄文人に「先輩!」と声をかけたくなるほど親近感がわいてきました。
北黄金貝塚と共に我々現代人が「自然と共生していく知恵」を先輩から学べる大変お薦めのジオサイトのひとつです。
続いては、この地域の歴史を語る上で欠くことのできない有珠善光寺です。
洞爺湖有珠火山マイスターとしてご活躍中で海洋生物や縄文・アイヌ文化にもお詳しい福田茂夫さんの案内です。
8000~7000年前の岩屑なだれや歴史時代の数々の噴火が感じられるここ善光寺は江戸幕府や松前藩の重要な拠点となっていました。そのため北海道では自生していない樹木が見られる事から独特の景観を保っています。
日本人好みの「石割桜」などもあり団塊世代の方々などには非常にアピール度の高いジオサイトではないでしょうか?
洞爺湖有珠山ジオパークは体験・滞在・学び・交流などによる次世代ツーリズムへのいち早い対応を地域の皆さまと共に推し進めたいと考えており、それはまさにジオパークの理念そのものです。(Y.H)

2010年11月19日

GGN認定記念フォーラム(札幌・道新ホール)

11月16日にGGN(世界ジオパークネットワーク)認定記念フォーラム(洞爺湖有珠山ジオパーク認定記念事業実行委員会・北海道新聞社主催)が行われました。
基調講演として、石森秀三氏(北大観光学高等研究センター長)、パネルディスカッションとして、石森秀三氏、岡田弘氏(北海道大学名誉教授)、大島直行氏(伊達市噴火湾文化研究所所長)、若狭幸司氏(ワカサリゾート株式会社常務取締役)が出演されました。
その中から、講演内容を中心に石森秀三氏のお話を簡単にご紹介します。以下ご参照ください。(NK)
「ジオパークと北海道観光の未来」(要約)
北海道の観光はこれまで団体・周遊型の「安売り観光」が主流でしたが、将来はライフスタイルの変化などから旅行のあり方も多様化しており、個人・体験型の新しい旅行形態(ジオツーリズム、エコツーリズム、グリーンツーリズムなど)へ志向が変化しています。
洞爺湖有珠山ジオパークでは、じっくりと息の長い取組みを行うべきで、ジオパークとしてのブランドの確立や外国人対応(解説板・ガイド等)など、さまざまな準備が必要です。まず、札幌やその近郊に住む人をターゲットにしたジオパークの普及とリピーター化を行ってはどうでしょうか。

2010年10月27日

「大地と海の恵みを楽しむ」第2回ジオツアー

ジオパークの魅力を発信するために、まずは地元の観光事業者の方々にジオパークの魅力を知ってもらおうということで、観光事業者を対象にしたジオツアーの第2弾が行われました。以下はスタッフとして参加されたNPO法人自然体験学校の平澤拓生さんのレポートです。
サケつかみ取り体験(豊浦町インディアン水車公園

毎年、一般客及び修学旅行生向けに、豊浦町漁協の特別な計らいで行われているサケつかみ取りを体験。本来の体験シーズンは9月中旬から10月中旬くらい。気温や水温の関係で、本来なら体験シーズンオフ。水温8℃の川の中、観光関連業者の皆さんは果敢にチャレンジしていました。野生の狩猟本能が目覚めたのか、ついつい熱くなっていました。無事、サケつかみに成功した後は、優しくリリースしていました。サケはまだまだ遡上してくるので、是非、見学に行ってみてください。漁協の皆さん、本日は本業がお忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。
刀匠の技見学(伊達市道の駅 「だて歴史の杜」・黎明観黎明館

今後『刀鍛冶』と書いたら失礼かもしれません。やはり、『刀匠伝統の技』と書くべきでしょう。実際に目の前で短刀を作ってらっしゃって、火の粉が飛び散りドキッとしましたが、真っ赤に焼かれた鉄を鍛える技、炎に浮かび上がる姿・・・惚れます。
藍染め体験(伊達市道の駅 「だて歴史の杜」・黎明観黎明館

身近な藍染め製品として剣道の胴衣やジーパンを紹介されました。抗菌性に優れた素材とは聴いてはいたのですが、身近すぎて目からウロコです。とても優しく丁寧に教えていただき、何とかハンカチの染色に成功しました。仕上げは自宅で…とのことで、帰宅が待ち遠しいです。
でも申し訳ありません。作業工程上、作業用手袋が藍に染まっていたので写真が撮れませんでした。以降は、是非現地で体験してみてください。
2010年10月25日

中島散策会に参加しました

10月24日、世界ジオパーク認定記念の中島散策会が行われました。 その様子をご報告します。

まずは洞爺湖ビジターセンターで中島の地形について学んでから、遊覧船で中島へ向かいました。
中島に到着し、いよいよ散策開始です。フットパスにもなっている散策路を、三松三朗さんをはじめとするそうべつエコミュージアム友の会の方の案内で、火山、地質、植物そして観光用に人が持ち込んだエゾシカが繁殖し植生に大きな影響を及ぼしていることなどを教えてもらいながら歩きました。
散策路はカラマツの植林で始まります。まっすぐに伸びた幹のシルエットと黄色く紅葉した葉が青い空に映えてきれいでした。
その先には広葉樹林があります。色とりどりに紅葉した木々に目を奪われつつも、足元へ視線を移すと、いろいろな種類のきのこが生えているのを次々に発見。時折エゾシカも姿を現し、頭上からは鳥の声が響いてきます。
歩いているとどこからともなくジャムを煮ているような甘ーい匂いが漂ってきます。この何ともいえず美味しそうな香りは紅葉したカツラの木の葉が放っているものだそうです。中島ではあちこちでカツラの巨木が見られます。
今回、希望者は中島で一番高い西山山頂に登り、360度見渡せる景色を楽しみました。 初めて中島を歩いたという方たちは「こんなに良いところだとは思わなかった。違う季節にも歩いてみたい」との感想。
散策路に入るには届け出がと必要ですが記名するだけと簡単なので、自然を楽しみたい方は、気軽に歩けて自然を満喫できる散策路を歩くこをお勧めします。

2010年10月20日

ジオパークガイドブック第一弾できました!

ジオパークのサイトを紹介するガイドブックが発売されました!
第一弾は、「四十三山ルート」
今 四十三山は美しい紅葉の季節を迎えています。100年前に出来た火口を訪ねながら、落ち葉を踏みしめ、のんびり散策をするのはとても気持ちがいいですよ。
このルートでは火山活動により変動する大地を体感し、洞爺湖温泉を生んだ噴火の仕組みを知ることができます。ガイドブックはコンパクトなサイズとお値段ながら(1冊100円)中身は非常に充実していて、これを片手に散策すれば知らないと見過ごしてしまう火山に関する様々なことが分かります!
季節ごとに見られる植物がカラー写真で紹介されているので、植物がお好きな方にもお勧めです。

現在、壮瞥町道の駅「そうべつ情報館i」直売所、洞爺湖ビジターセンターなどで販売しています。
2010年10月5日

昭和新山登山会

9月13日に雨天中止となった昭和新山登山会、リベンジ登山会と称して10月3日に行いました。 昭和新山は立ち入りが禁止されており、特別な許可がなければ入山することができません。一体どんな山なのか期待が高まります。
噴火から60年が経過し山麓はすっかり緑に覆われ、足元には落ち葉が敷き詰められたようにありました。ところがある地点から急に林がなくなり視界が開け、目にも鮮やかな赤褐色をした地面が表れます。これは地中の粘土が熱で焼きついて天然レンガになったのだそうです。
地熱温度は急激に下がっていますが、山頂付近の地表の温度は現在でも高いところで300℃ほどあるため植物はあまり見られません。登山中、急な斜面で思わず手をつきたくなるところがありましたが、熱いので触らないよう注意されたところもありました。
地熱で適度に温かい場所には、冬になるとシカなどの動物が集まるそうです。天然の床暖房ですね。
山頂からは360度素晴らしい景色が見渡せました!この日は通り雨の後に洞爺湖にかかる虹を眼下に見ることもできました。
昼食には地熱を利用して温めたものをいただきました。美しい景色を見ながら食べる温かいご飯は何よりのご馳走!
今回、登山会を主催したそうべつエコミュージアム友の会の代表 三松さん(三松正夫記念館館長で昭和新山の持ち主でもあります。)や火山マイスターの方たちが、昭和新山の成り立ちや地質に加え、植物や動物についても教えてくださいました。普段見ている景色、「きれいだなぁ」と眺めることはあっても、「どうやって出来たのか?」なんて考えたこともなかったので、とても興味深かったです。

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